命が輝く世界を創るむすびす株式会社 (旧アーバンフューネス)

《経営危機からの脱却》IT導入による生き残り大作戦。

《経営危機からの脱却》IT導入による生き残り大作戦で、経営危機から脱却した老舗旅館の挑戦!時代遅れの職業から、旅館を「憧れの職業」に。再生させた起死回生のシステム開発とは!?

(株)アーバンフューネスコーポレーション
IT事業部:鈴木真理子

アーバンフューネスコーポレーションで自社開発し、今や盛況をいただいている葬儀社専用総合プラットフォーム「MUSUBYS」。
システムの導入支援にたずさわる社員の一人として、前々から非常に興味のあった某老舗旅館の自社開発した業務支援システム。
今回その紹介セミナーへお邪魔する機会を得た。

この業務支援システムを開発した老舗旅館は、慢性的な赤字経営から危機的な経営難に陥り、最後の砦として基幹システムの自社開発に取り組み、それが功を奏して経営危機から脱することに成功した。
セミナーでは、システム誕生に至る苦労や貴重な裏話、システムを導入した当初の従業員やお客様の反応など、具体的なイメージがわく内容で最後まで聞き入ってしまった。
自社システムの良いとこだけをクローズアップした自画自賛の紹介セミナーではなく、経営改革のポイントや導入事例、商品体系、最新機能、将来構想などについて詳しく語られ、とても好感の持てる内容であった。

宿泊業界や葬儀業界のみならず、赤字が続いて借金が膨らめば、稼働率をあげるため単価の値下げが検討される。値下げは誰もが思い立つ初歩的な対応策ではないだろうか。
しかし、それが結果としてさらなる経営状態の圧迫を招き、従業員の業務負担増や特定の人に仕事が偏る属人化など様々な問題が発生。こうした悪循環により、経営の首はさらに絞まることになる。

業務支援システムを開発した老舗旅館の場合、経営を立て直すための抜本的な改革として、まず業務の見える化を実行。
次に業務改善を図るために基幹システム導入を検討。コストの面から自社開発をすることを決意したという。

それは短絡的な決断ではい。想像を絶するほどの苦しみを乗り越えて生まれたシステムである。赤字経営の原因をきちんと探り出したうえの開発である。同時に痛みを伴う改革を繰り返し、基幹システムが稼働してからも苦しい改善を繰り返して、今に至る。

無論、システムを導入したからと言って、状況がすぐさま改善されるわけではない。機械やソフトウエアはあくまでも道具に過ぎない。それを使う側、つまり経営者と従業員が互いに意識をもって進化を続けていかないと、システムは定着しないことを語っていた。それは決して容易いことではないということも……。

今回、紹介セミナーにお邪魔した業務支援システムと、弊社の開発した葬儀社専用総合プラットフォーム「MUSUBYS」には、共通している部分がある。システムを使って行える業務で浮いた時間を、お客様に向けたサービスに活かせるという部分だ。
本来であれば一番気にしなければならないところへ注力することで、結果、単価が上がるという好循環が生まれる可能性は高い。

システムを開発した老舗旅館が掲げるビジョンの一つに、旅館を「憧れの職業」に。というものがある。この部分に強く共感を持てたので、私もMUSUBYSの導入支援にたずさわる者として、システムの素晴らしさを訴求していきたい。

タイトルとURLをコピーしました